クレジットカード現金化は違法行為?安全性を高める業者の選び方

クレジットカード現金化と聞いて、多くの人が「安全性」を疑ってしまうでしょう。
もちろん、クレジットカード現金化は法的には違法性の無いサービスですが、実際にはグレーゾーンに足を突っ込んでいることが言われています。

そこでこの記事ではクレジットカード現金化の安全性について詳しく解説していきます。
また、安全に取り引きができる現金化業者についても紹介しますので、最後まで読み進めてみてください。
参考になる情報ばかりです。

2種類あるクレジットカード現金化


クレジットカード現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を利用して現金を手に入れる手段になります。
この方法ならば、たとえカードローンが使えなくなっていても手元に現金を調達することができます。
具体的な方法は、「買取方式」と「キャッシュバック方式」になります。

買取方式

クレジットカード現金化の「買取方式」は特にメジャーな方法です。
クレジットカードのショッピング枠を使って商品を購入します。
その商品を買取業者や現金化業者に買い取ってもらうことで現金を受け取ることができます。

クレジットカード決済なので、あまり高額な商品は購入できませんが、ブランド品、金券、新幹線の切符、ゲーム機など、人気の高い商品を購入します。
なお、そのような市場価値を知る買取業者から商品を指定されることもあります。

商品を購入するときの決済はクレジットカードで行います。
その代金については後日、クレジットカード会社に支払うことになります。
そのため、返済計画までしっかり考えた上でクレジットカード現金化を行うことが大切です。

キャッシュバック方式

「キャッシュバック方式」は、お金が戻ってくるお得な商品をクレジットカードで購入します。
商品+キャッシュバックキャンペーンにて現金が手に入ります。

このキャッシュバック方式は実店舗ではほとんど行われていません。
インターネットによる現金化業者が提供するサービスであるのが特徴です。
なお、現金化業者が手数料、消費税などを差し引くこともあり、キャッシュバックされる金額は商品の購入代金よりも少なめです。

多くの場合、現金化業者により指定された商品を購入しますが、商品が自宅に届くことになるので、家族に知られる可能性もゼロではありません。
この点については配慮する現金化業者もいます。
後々、優良業者についてはご紹介します。

買取方式と同じく、商品の購入代金は後日、クレジットカード会社に支払う必要になるので、この場合も返済計画をしっかり考えた上で利用することが大事になります。

現金化は危険なの?

安全性について考えてみると、クレジットカード現金化は「違法性がある」「危険」「トラブル」などが目につくかと思います。
これについては、カード会社との契約内容に関わってくることが大きいと言えます。

クレジットカードを契約している人の返済能力に応じてキャッシング枠の額を設定しているため、 クレジットカード現金化はカード会社が決めた枠を超えて現金を手にする行為に該当してしまいます。
これを規約で厳しく禁止しているのがカード会社になります。

カード残高を現金化したらどうなる?

先に伝えたように、クレジットカード現金化は規約違反です。
そのため、残高を現金化する行為は禁止となり、残金の一括請求やカードの強制退会などの措置を受けることもあります。

クレジットカード会社の会員規約をチェックしてみると、現金化を目的とした利用を禁じる内容文が記載されています。
カード会社がクレジットカードを提供する理由は、商品やサービスの支払いのひとつとしているので、その点を考慮すれば、残高が現金化できないということも理解せざるを得ないでしょう。

では、ここからクレジットカード現金化の安全性について見ていきます。

クレジットカード現金化の安全性について

クレジットカード現金化の安全性について
クレジットカード現金化は先に伝えたように危険度はあっても違法行為にはあたりません。
しかし、安易に利用していてはカード会社の利用規約に反してしまい、それなりの措置が取られてしまいます。

規約違反だと知られてしまうと「ペナルティ」を受けなければなりません。
ショッピング枠を使ったにも関わらず、キャッシング枠の利用分まで一括返済を求められた事例もあります。
クレジットカードの解約手続きもありえます。

また、ショッピング枠を利用して現金化ができたとしてもカード会社への支払義務は残されたままです。
しかも、現金化業者による手数料、消費税などの差し引きにより返済に苦しむ可能性もあります。

違法性は回避できたとしても、実際問題としてカード会社からの信用を失うことになりかねません。

リスクがあるの?

クレジットカード現金化は、先程から伝えている通り、現金化業者選びによっては金銭的な損失が大きくなったり、犯罪に巻き込まれるリスクもあります。

基本的に、カード会社への支払金額以上の現金を手にすることは低いでしょう。
手数料や消費税を上乗せしてカード会社に返済しなければならないため、負債を抱えてしまいます。

他にも、キャッシュバックを受け取る手はずだったのに連絡が取れなくなったり、現金化した金額とカード会社からの請求額の差額に戸惑うケースもあります。

これから、優良現金化業者について紹介しますが、一部の現金化業者については悪徳業者である可能性もあります。

安全性に難が生じる理由としては、現金化業者の選び方をはじめ、正しいクレジットカードの利用方法では無いことも言えるでしょう。
なお、現金化業者の中にはカード情報を盗んだり、悪用する例もあり、消費生活センターに被害届も寄せられています。

回避できれば良いでしょうが、この後に優良業者の選び方を紹介するので、安心して最後まで読み進めてみてください。

ほかにでできる現金化とは

ここからは、クレジットカードにまつわる現金調達方法をご紹介します。
こちらをまずは試してみるのも安全策です。

キャッシング

クレジットカードのキャッシング枠、まずはこちらを利用しましょう。
ショッピング枠に比べて手数料が安いうえ、カード会社の規約違反にならずに違法性もありません。

新たにカードを作成する

新たにクレジットカードを作成すれば、キャッシング枠もショッピング枠も使えます。
もちろん、複数のカード会社からクレジットカードを作成してしまうと返済負担も増えるので注意しましょう。

カードローン

どうしても現金を調達しなければならないなら、カードローンを利用しましょう。
もちろん、銀行カードローンなら金利が低く、負担になりにくいです。
しかし、審査に引っかかってしまうケースもゼロではありません。
収入に見合う借り方を提案するため、収支のバランスに見合わない場合には借り入れが難しいでしょう。
それでも審査が緩い消費者金融会社のカードローンもあるので、突発的に現金が必要になったときに役立つこともあります。

安全に利用できる現金化業者の選び方

現金化業者が数多く存在していますが、先に伝えたように悪質な現金化業者もいます。
優良業者に位置づけるための特徴をまとめてみたので、このような特徴のある現金化業者を選び、比較検討してみてください。

運営実績

インターネットによる運営ですが、その実績はあればあるほど安心できます。
老舗となる運営歴は10年以上で、それだけ長くサービスを提供しているのは「リピート客」がいるからだと言えます。

悪い口コミや評判はインターネットであれば、たちまち広まるため、悪徳業者は長く運営できない傾向です。

運営歴を掲載しているかどうかを確認してみると、老舗業者ではこれまでに一度もカード事故がないことを掲げています。

もちろん、新規参入していても姉妹店がある業者もありますし、他の業種のサイトを運営していることもあるので、必ず、ホームページは隅々までチェックして実績を把握しましょう。

会社概要がしっかり記載されている

ホームページには現金化サービスについてさまざまな情報が記載されています。
中でも安全性が高いのは会社概要がしっかり記載されている現金化業者です。

所在地、電話番号、代表者名はもちろん、営業時間などの利用に関する情報、プライバシーに関する記載、個人情報の取り扱い、利用規約などまでがわかりやすい場所に記載されているかを必ずチェックしましょう。

なお、買取方式を採用する現金化業者であれば、「古物取引許可」についてもしっかり掲載しているはずです。
許可なしの記載なら怪しんだほうが良いでしょう。

優良業者であれば、現金化についてのコラム、お得に利用する方法、詐欺に合わないための注意喚起、クレジットカード現金化の違法性についてなども紹介しています。

ホームページの作りが丁寧で情報量が多ければ、より安全度が高いと言えます。
大手や老舗、人気の高い業者のホームページと比較してみるとわかりやすいでしょう。

過大な謳い文句

必要以上にメッセージが強調されていない現金化業者が安全性高めです。
例えば、「換金率100%」「現金化No.1」「特典進呈」など、お得感を出し過ぎている現金化業者は避けたほうが良いでしょう。
ちなみに、クレジットカード現金化の相場は75~90%なので、相場内でどこよりも満足できるなどと謳う場合には安全性が高いと言えます。

なお、初回はキャンペーンが利用できることも多く、相場よりも換金率が高くなりやすいです。
しかし、優良業者はリピーターを大事にしているため、2回目以降も換金率が下がりすぎていないケースも多いです。
換金率については必ず確認しましょう。

スタッフの対応が良い

優良業者はスタッフの対応に優れていることも特徴です。
この対応については、実際に電話をかけて確かめてみることが良いでしょう。
利用手順を丁寧に教えてくれる、相談に親身に乗ってくれる、利用するかどうかが分からない状態でも検討できる時間を与えてくれる、このような対応であれば、何かしらトラブルが発生しても迅速に対応してくれる確率は高いです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
クレジットカード現金化は安全なのか、その点についてはカード会社の利用規約に反する行為であるためにリスキーであることが言えます。
しかし、返済計画がしっかりしており、なおかつ、優良現金化業者のサポートにより実行すれば、決してリスク高いサービスではありません。
クレジットカード現金化のみならず、その他の方法も含めて、ぜひ検討してみてください。

自分でクレジットカード現金化を行う際の具体的な方法は?それぞれのメリットとデメリットを含めて解説します。

クレジットカードの現金化を検討している際に、現金化業者を利用せず現金化を行う方法があるのか気になるという方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、現金化業者を利用せず自分で現金化をする方法と、方法ごとのメリットとデメリットを詳しく解説します。

現金化業者を利用せず自分でクレジットカード現金化を行う方法


現金化業者を利用せずクレジットカード現金化を行う方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
基本的には、クレジットカードで何らかの商品を購入し、それを自分で売却することで現金を得るというのが一連の流れとなります。
それでは、次の項目から方法別に具体的な内容を見てみましょう。

商品をクレジットカードで購入し、売却する

一番オーソドックな方法として、ゲーム機や家電製品などの単価が高額な商品をクレジットカードで購入し、それをリサイクルショップや買取ショップに売却するという方法です。
現金化の流れとしては非常にシンプルなので、現金化に至るまでのプロセスも想像しやすいのではないでしょうか。

メリット

自分で商品を購入し売却する現金化方法のメリットとして、やり方自体が非常にシンプルであるという点が挙げられます。
特殊な過程を挟んだり、現金化に至るまでの仕組みがよくわからないということもありませんので、現金化のプロセス自体に不安を抱くことなく実行することができるでしょう。
この点が、自分で商品を購入し売却する現金化方法のメリットと言えます。

デメリット

一方で、この方法のデメリットとして挙げられるのが、商品購入から売却し現金を得るまでの、全ての過程を自分一人で行わなければならないという点です。
何を購入するのか、どの商品の換金性が高いのか、どこのショップが買取に対応しているのか、どこで売却すれば高額買取してもらえるのかなど、自分で情報を取捨選択しなければなりません。
そのため、このような過程が面倒と感じる方はデメリットとなりうるポイントです。

ギフト券をクレジットカードで購入し、売却する

現金化の過程で購入する商品の候補としては、ギフト券も挙げられます。
これは、各種商品券や、Amazonギフトカード・Appleギフトカードなどのギフト券をクレジットカードで購入し、売却するという方法です。
現金化する際の売却先の候補としては、金券ショップなどが候補となります。

メリット

ギフト券を利用したクレジットカード現金化のメリットとして、買取先がはっきりしているという点があります。
ギフト券や商品券は基本的に金券ショップで買取してもらうことになりますので、駅の近くや商業施設にある金券ショップをそのまま利用することが可能です。

デメリット

一方でデメリットとして挙げられるのが、金券ショップの実店舗で取り扱うギフト券には制限があるという点です。
金券ショップの店舗では全てのギフト券の買取に対応しているわけではなく、AmazonギフトカードやAppleギフトカードの買取には基本的に対応していません。
これらのギフトカードの買取に対応している店舗も全国で数店舗ほどしかありませんので、この売却できる券種が限られるという点はデメリットとなるポイントです。

クレジットカードで購入した商品を、現金で返金してもらう

これまでに紹介した、何らかの商品をクレジットカードで購入し売却するという方法とは違い、これは返金という手段を利用した方法です。
具体的には、現金での返金に対応している店舗で商品を購入し、その後その商品を返品することで、返金を現金という形でしてもらうという方法になります。

メリット

返金を利用した現金化のメリットは、ほぼ100%の換金率で現金化が可能であるという点です。
プロセスとしては購入した商品の返品を行うという形になりますので、当然のことながら購入金額そのままの額が返金されることとなります。
そのため、換金率100%での現金化が可能ですので、この点はメリットと言えるでしょう。

デメリット

返金による現金化のデメリットとして挙げられるのが、現金による返金を受け付けている店舗が少ないという点です。
そのため、クレジット決済で商品を購入した際に、現金で返金が可能なお店を探さなければならず、その手間がデメリットとなります。
また、同じ店舗で同様の行為を繰り返していると、出入り禁止などの措置を取られてしまう可能性もあるので、この点も注意が必要です。

クレジットカードで購入した商品を、知り合いなどに直接購入してもらう

意外な現金化の方法としては、身近にいる人物にお願いするという方法もあります。
具体的には、クレジットカードで何らかの商品を購入し、その商品を知人・友人・家族などに直接お願いして買い取ってもらうという方法です。

メリット

この方法のメリットとしては、取引をする相手が家族や友人であるなど、信頼できる人物との交渉に限ることができる点です。
そのため、現金化によって起こりうる金銭トラブルを最小限にすることが可能になります。
また、直接取引の場合は、購入金額そのままの額での買取をお願いすることもできますので、その場合の換金率は100%です。
この点も、直接取引のメリットになります。

デメリット

直接取引のデメリットとなるポイントは、そもそもそのような取引を持ち掛けられるような関係性の人物が身の回りにいなければ、現金化できないという点です。
そのため、この手段は実際に行うことができる人が限られる方法とも言えますので、この点はデメリットになります。

個人間取引で現金化を行う

知人との間で取引を行う方法の発展形として、SNSなどを通じ個人間取引を行うという方法もあります。
これは、クレジットカードで購入した商品を、欲しいという方にネット上を通じて取引を行い、現金を振り込んでもらうことで現金化をする方法です。
この場合、取引の交渉はSNSを利用したりSNS内のDMを利用するなどの方法があります。

メリット

この方法のメリットは、家族や知人・友人に、買い取りをお願いできる人物がいなさそうだという人であっても利用可能な方法という点です。
そのため、ネットを利用できさえすれば交渉のチャンスはありますので、そういった意味では利用できる人の多い手段であると言えるでしょう。
また、クレジットカードで購入した商品がプレミア性のあるものならば、原価よりも高く売却できる可能性もあり、換金率が100%を超えることもあります。

デメリット

この方法の最大のデメリットとなりうるポイントが、交渉相手が本当に信頼できる相手かどうかがわからないという点です。
顔もわからないネット上の相手との、SNSなどを利用した直接取引となるので、何らかのトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。
また、商品を発送したものの現金が振り込まれなかった等のトラブルが起きても、仲介業者がいないので泣き寝入りすることにもなりかねません。
そのため、大きなリスクも伴う方法であることは、理解しておきましょう。

オークションサイトやフリマアプリを利用する

自分で現金化を行う際に、使いやすいツールとなるのがフリマアプリやオークションサイトになります。
この方法は、クレジットカードで購入した商品をオークションサイトやフリマアプリで出品し、購入してもらうことで現金を手に入れるという手段です。

メリット

この方法のメリットとして、オークションサイトやフリマアプリは知名度が高いものが多く、運営会社も透明性が高いので、安心して売買を行えるという点になります。
取引中に何らかのトラブルが発生した際でも、サイトやアプリの運営元がサポートに入ってくれるケースも多いので、個人間取引より格段に安全性がアップするのが特徴です。
この点が、オークションサイトやフリマアプリを利用するメリットとなります。

デメリット

オークションサイトやフリマアプリを利用するデメリットとしては、基本的に購入金額よりは低価格で取引されることが多く、あまり高い換金率は望めないという点にあります。
また、出品した商品がいつ入札されるかもわかりませんので、急ぎの要件で現金化を行う際には不向きな手段です。
それ以外にも、ギフトカードなどはサイトやアプリによっては売買が禁止されているケースもあり、このような利用規約を気にしなければいけないという点もデメリットとなりうるポイントとなります。

クレジットカード現金化業者を利用した現金化との比較

クレジットカード現金化業者を利用した現金化との比較
それでは、自分で現金化を行う場合と、現金化業者を利用した場合でどのような違いがあるのか、メリットとデメリットを比較しましょう。

クレジットカード現金化業者の仕組み

クレジットカード現金化業者は基本的にオンライン上でサービスを展開しているので、ネット上で申し込みを行うことになります。
方法としては、クレジットカード現金化業者に現金化の申し込みを行い、その後指定された商品を購入し業者に転送することで、現金が振り込まれるというプロセスです。
また、現金化業者から直接商品を購入し、キャッシュバックの形で現金を受け取るというケースもあります。

メリット

現金化業者のメリットとしては、指示に従って手続きを行うだけで、現金化のプロセスをほぼ自動的に行うことができるという点です。
自分で現金化を行う方法と比較して、手間がかからないという点はメリットとなります。

デメリット

現金化業者のデメリットとしては、業者の見極めが必要になるという点になります。
クレジットカード現金化業者の中には、悪質な業者が存在することも事実です。
そのため、このような業者を避けるための、見極めが必要という点はデメリットとなります。

最もメリットが大きいと感じる方法を選ぶ

以上のように、自分で現金化を行う方法には様々な手段があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
そのため、自分にとって最もメリットが大きいと感じる方法を選ぶと良いでしょう

便利なクレジットカード現金化にはデメリットもあり!後悔のない取り引きのために覚えておきたいこと

他に借りるあてがない状況で、まとまった現金を調達する手段としてとても重宝されているクレジットカード現金化。
ですが、安全かつ後悔のない手続きのためには、クレジットカード現金化のデメリットについてもしっかり理解しておかなければなりません。
自宅や会社でスマホを使って簡単に申し込める上に、即日振り込んでもらえる便利さが魅力ですし、急いでいる時に助けられたというかたも多いでしょう。
とはいえ、注意していないと思いがけないトラブルにつながる可能性もありますし、取り返しがつかないことも起こりかねません。
クレジットカード現金化の仕組みやリスクについてきちんと把握し、困った時には賢く役立てていきましょう。

クレジットカードは金銭的に損失が大きな取り引き


クレジットカードを現金化で一般的なのが、カード支払いした商品を業者に買い取ってもらってその差額を手にする方法と、購入した商品の特典としてキャッシュバックを受ける方法です。
ただし、いずれの方法でも購入した商品以上の現金を受け取ることはできません。
現金化業者で手続きする際には、必ず手数料が発生します。
手数料は換金率の中に含まれているものもあれば、システム利用料や振り込み手数料といった名目で別途差し引かれるものもありますが、10万円を現金化手続きしたとしても、10万円がそのまま自分の口座に入金されるわけではないのです。
換金率が80%なら、10万円の申し込みで8万円が現金に換えられますし、振り込み手数料がかかればそこからさらに数百円マイナスになります。
即日換金可能な現金化業者なら、手続きしたその日に8万円を手にすることができるものの、商品の購入には10万円を支払っていますので、代金の引き落とし日にはその10万円をカード会社に支払わなければなりません。
つまり、正しく商品購入のためにクレジットカードを使用していれば、10万円の商品に対して10万円の支払いとなったところを、現金化のために使用したことで8万円を得るために10万円支払うことになるのです。
丸々2万円分を損してしまうことを知っておかなければ、引き落としの段階になって後悔してしまうでしょう。
しかも、この2万円分の損失は一括払いした場合です。
クレジットカード現金化のためにカード支払いしても、通常の買いもの利用と違いはありませんから、後々分割払いやリボ払いに切り替えることもできます。
大口取り引きで支払いが困難な場合は非常に助かりますが、一括払い以外の方法を選ぶと、現金化業者に多額の手数料を支払った上で、さらにカード会社にも利息を加えた10万円以上の支払が続くことになるのです。

手数料はキャッシングの利息よりも高額

手数料はキャッシングの利息よりも高額
クレジットカード現金化業者での手続きは、現金化する上での面倒な工程をすべて業者にお任せできるのでとても手軽。
お店に足を運ばずに申し込めますし、何よりもスピーディです。
しかし、現金化業者もボランティアではありませんから、商売として利用者から手数料を取ります。
そしてこの手数料は、キャッシングやカードローンを利用した場合の利息よりも高額になることがほとんどで、無視できないデメリットです。
キャッシングには利息上限法があり、課せられる利息の上限が法律によって定められています。
金額にもよりますが、借り入れが高額になるほど上限利息も下がり、15%から20%程度です。
一方のクレジットカード現金化は、貸金行為とは異なります。
利用者にお金を貸しているわけではなく、あくまでも購入した商品を買い取ったり、キャッシュバックサービスで現金を振り込んでいるだけなので、当然、利息上限法の対象外です。
実際、クレジットカード現金化のために現金化業者で手続きする場合、換金率や手数料などで差し引かれる金額が申し込んだ金額の20%を超え、上限利息以上になってしまうことも少なくありません。
そして、こうした高額の手数料は現金化業者が自由に設定できるのもので、法律上問題があるわけでもないのです。
とはいえ、こうしたデメリットがあるとしても、クレジットカード現金化ができるからこそ助けられるかたが少なくありません。
借り入れは年間で借りられる額も総量規制で定められており、年収の3分の1以上は利用できないようになっています。
これは、生活に支障をきたさない範囲で返済できるように国が決めた基準です。
しかし、総量規制ギリギリまで借り入れをしても必要な現金が足らずに困っているかたもいます。
また、そもそも審査自体が通らずに、借り入れもローンを組むこともできないというかたもいるでしょう。
そうしたかた達の助けになっているのが、クレジットカード現金化なのです。
そもそも借り入れとは異なる仕組みだからこそ、自分名義のクレジットカードとショッピング枠内の残高があれば、となたでも審査不要で現金を手にできます。
借金があるかたも、審査が通らないかたも、仕事をしておらず収入がないかたももちろん不問。
利息以上の手数料がかかるデメリットがあったとしても、クレジットカード現金化を利用するかたが多いのは、こういった理由もあるのです。

現金化したことがバレると退会処分の可能性がある

まず、クレジットカード現金化そのものに、法律上問題はありません。
現在ではあくまでも取り締まる法律がないという理由ですが、違法性はないと判断されています。
いくら便利でも、捕まるようなデメリットがあれば手を出せませんが、グレーゾーンとはいえ現金化のためにクレジットカードを使用しても犯罪になるわけではありません。
ただ、気をつけておきたいのが、クレジットカードを発行しているカード会社の利用規約です。
国内外にさまざまなクレジットカードがありますが、どのカード会社でも利用規約で現金化のために使うことを禁じています。
クレジットカードは商品やサービスを購入するためのもので、就業状況や収入状況などを審査し、その人に適した利用限度額を定めた上で発行しているのです。
そもそも現金を得るために使うものではないため、目的とは異なる利用方法となる現金化行為は、金融庁も日本クレジット協会どちらからも禁止され、注意喚起が行われています。
もしクレジットカード現金化がカード会社にバレてしまった場合、守ることを約束した利用規約を破ったことになりますから、これ以上の契約維持は難しいと判断されて強制退会処分になるのが一般的です。
取り引き中の商品はキャンセルになりますし、これまで買いものや現金化のために使った分は一括払いを求められます。
とはいえ、クレジットカード現金化のためのカード利用が発覚しやすいかというと、決してそうではありません。
現金化の仕組みの中でクレジットカードが使用されるのが、普通の買いものと変わらない商品購入のみのため、現金化目的かどうかはカード会社にも判断しづらいのです。
カード会社では不正利用検知システムを導入しており、換金性が高い商品を頻繁に購入していたり、これまでの利用履歴から見て自然な高額商品を購入しているといった場合に、予告なしでカードが利用停止になるように対策しています。
しかし、この段階では不正利用の可能性が生じただけです。
契約者本人が規約に引っかかる使いかたをしたか、本人の知らないところでクレジットカードが使われたか、そもそも何も問題がない買いものだったかわかりません。
調査の結果、問題がないと判断されれば、そのままクレジットカードを使い続けられますので、万が一クレジットカード現金化利用でカードが停止してしまったら、可能な限り時間を置かずにカード会社へ連絡して確認に応じるようにしてください。
たとえ後ろ暗いことがあっても、現金化利用したことを正直に話す必要はありません。
いざという時のために、商品購入の理由を用意しておくといいでしょう。

カード会社にバレたらブラックリスト行き

クレジットカード現金化利用がカード会社に発覚してしまうと一括請求、強制退会だけに留まらず、信用情報にも傷がつきます。
信用情報というのはこれまでの借り入れ歴や返済状況、クレジットカードの支払い状況、ローンの契約や分割払いまで、その人の金銭に関する情報を客観的事実に基づき記録したものです。
クレジットカードを作ったりローンを組むときなどに行われる審査も、この信用情報を照会にかけます。
もしクレジットカード現金化がバレれば、そこに利用規約違反をしたことも記録されることになるのです。
この先、新たにクレジットカードを作ったり、ローンを組んだり、高額商品を分割払いするときにも審査のために信用情報の確認が行われます。
そこに、クレジットカード現金化利用により強制退会になったと載っていれば、契約を守れないと判断される可能性はかなり高く、審査落ちしやすくなるというリスクがあるのです。
ただ、信用情報には永久的に記録されるものではなく、5年程度何も問題がなければ抹消されることになります。
それまでの期間、ある程度日常生活に不便を強いられてしまうことになるので、こういった影響が大きなデメリットがあることは現金化前に知っておかなければなりません。

クレジットカード現金化はショッピング枠に残っている金額分、上限いっぱいまで手続きが可能です。
まとまった現金を手にできて手続きも簡単、ピンチを乗り切る手段として役立ちますが、デメリットを理解していないと無計画な現金化で首が回らなくなったり、カード会社にバレるリスクが高まってしまいます。
クレジットカード現金化は破産法により不当な債務責務負担と見なされ、免責が認められずに破産もできない可能性があるため、いざとなったらなかったことに、というわけにもいきません。
便利だからこそ、現金化する際には損をする取り引きであることを理解した上で得られるメリットを考え、後々のカード会社への支払いを厳守し、利用が発覚しないように慎重に手続きすることを心掛けましょう。

クレジットカード現金化の方法は多彩!直接・間接的な現金化の方法を紹介

クレジットカード現金化は、主にクレジットカードのショッピング枠と呼ばれる枠を使用して現金を手にする方法です。
この方法はとても多くの種類があり、現在も新しい方法が生み出されています。
そこで今回は、クレジットカード現金化の方法について、どのようなものがあるのかを一挙に紹介しましょう。

自分で行うクレジットカード現金化の方法


自分で行うクレジットカード現金化の方法として、商品を購入し、それをいくつかの手段で現金化するというものがあります。
ここでは、商品の購入方法、商品の現金化方法に分けて解説しましょう。

まず、商品の購入方法は直接店舗で購入する方法とネットで購入する方法があります。
店舗で購入する場合は、商品化がしやすい商品を実店舗に行って購入します。
たとえば、ブランド品やゲーム機、スマートフォンなどがよく用いれてるので、それらを購入するのがポイントです。
購入する商品の選び方も見ていきます。
まずブランド品は定番品がおすすめです。
限定品やマイナーなブランドの場合、査定額などがとても低くなり、換金率が非常に低くなるリスクがあるからです。
ある程度ブランドに詳しく、自分でも査定できるくらいの実力があればそういった商品を選ぶことでプレミアがついて換金率が100%を超えることもあるでしょう。
しかし、そういった自信がなければブランド品は無難な物を選ぶのがおすすめです。
ゲーム機はなかなか手に入らないものも多いですが、本体を狙います。
ゲーム機本体であれば、ゲームタイトルによる当たりはずれも少なくくレジっとカード現金化をしやすいからです。
スマートフォンについては、大手のメーカーがおすすめです。
たとえば、iPhoneは人気もあるので多少型落ちしていても査定額が高めになります。
これらの商品をクレジットカードで購入するのが実店舗での購入方法です。
ネットで購入する方法もあります。
これは、スピードがやや遅くなるものの実店舗で購入するよりも安く購入できるというメリットがあります。
大手の通販サイトを利用すればポイントなど副収入的なものも得られるのでおすすめです。
もちろん、それ以外の通販サイトを利用し入手価格を下げる方法も有効です。
注意点としてネットの場合は偽物も横行しているので、安全なサイトで購入するようにしましょう。

次に販売方法、つまり現金化の方法として、買取店に持っていく、フリマサイトやオークションサイトで販売するといった方法があります。
まず、買取店にクレジットカード現金化の目的で購入した商品を持っていき、査定を受ける方法が代表的です。
査定を直接受けて現金がその場で手渡しされます。
スピード感でいえば、かなりメリットの大きな方法と言えます。
一方で、査定額がいくらになるか分からないという未知数な部分があるのも事実です。
確実な販売価格を狙う場合はフリマサイトやオークションサイトで販売します。
このネットによる方法を利用すれば、買い手が付くまで時間がかかるもののある程度利益の設定が可能です。
ただし、サイト運営者から手数料を取られたり、買い手がつかず値段を下げたりといったことも強いられるリスクはあります。

このような流れで自分の力によってクレジットカード現金化が可能です。
ただし、注意点として商品を誤らないことが挙げられます。
たとえば、かつては新幹線の回数券などの購入を行って現金化するといった方法が取れましたが今は難しくなっているのが事実です。。
換金率が高くメリットも多いのですが、クレジットカードで購入した場合、切符に印が付きます。
これは返金ができない(あるいは本人しかキャンセルできない)切符になってしまうため金券ショップで買取が敬遠されているのです。
昔の間隔でクレジットカード現金化の方法として用いるのはあまりおすすめできません。

業者を利用した直接的な方法によるクレジットカード現金化

業者を利用した直接的な方法によるクレジットカード現金化
業者を利用したクレジットカード現金化には直接現金化する方法と間接的に現金化する方法の2つがあります。
まずは、シンプルで分かりやすい直接クレジットカード現金化をする方法を紹介します。

直接クレジットカード現金化をする場合、実店舗とネットでの方法があります。
実店舗は、直接店舗に行ってクレジットカード現金化の手続きを行いますが、この方法は東京や大阪など一部の大都市でしか実施されていません。
そのため、多くのケースでネットを利用したクレジットカード現金化の方法を取ります。

ネットでのクレジットカード現金化の方法は、クレジットカード現金化のサービスを行っている業者のサイトにアクセスして行います。
電話で申し込みをしたり、サイトのフォームから申し込みをしたり、最近ではLINEを利用したメッセンジャーアプリによる申し込みも増えてきました。
このように申し込みを行ったら、クレジットカード現金化業者と手続きを進めていきます。
最初に連絡先や氏名、そして現金振り込みをして欲しい金融機関の口座を入力します。
そして、こちらの身分証を撮影して、保存された画像をクレジットカード現金化業者へ送信するのです。
そうすることで現金化の手続きが行われますが、商品買取方式とキャッシュバック方式に別れます。
商品買取方式は先ほどの自分でおおこなうクレジットカード現金化の方法を業者が代行する方法になります。
業者が指定したサイトにアクセスしてクレジットカードで商品を購入、それを業者が買い取るという方法です。
一度買った商品を受け取って、それを送るという方法と、最近では購入サイトと連携して、そのまま業者が買い取るといった方法があります。
最近では、手間などを考えて直接業者が瞬時に買い取るという方式にしているところがほとんどです。
かつては換金スピードがとても遅いという弱点を持っていましたが、近年ではネット上でそのまま買い取るという仕組みに変化してきているので、弱点を解消しつつあります。
一方、キャッシュバック方式は、業者が指定したサイトで指定したアイテムを購入すると、その瞬間にキャッシュバックという形で手続きが行われるというものです。
とても高速で行われるのでスピード感のあるクレジットカード現金化が実現しています。
ただし、弱点として商品が自宅に届いてしまうというデメリットがあります。
バレたくないのに、商品が届いたことでバレてしまうということもあるのです。
また、商品の送料や商品代(中身は100均のグッズだったり、安価なパワーストーン)を差し引かれてしまうケースもあるので換金率が下がるリスクも否定できません。
一方で、最近ではその弱点を克服する方法として情報商材の購入料金にすることによって商品を受け取らずに済むようになり、送料などの手数料は不要になりました。

このようにしてクレジットカード現金化が行われるのが直接的な方法による現金化です。

近年増えつつある業者を使った間接的なクレジットカード現金化の方法

近年増えつつある業者を使った間接的なクレジットカード現金化の方法
近年増えているのは間接的なクレジットカード現金化の方法です。
これは主に電子ギフト券を利用した方法、後払いアプリを利用した方法などが出現しています。
いずれもメインはネットでの現金化であり、実店舗ではほとんど行われていません。

まず電子ギフト券を利用した方法は、換金率の高い金券に注目した方法です。
大手通販サイトのギフト券や大手のIT企業のギフト券などをクレジットカードで購入し、それをクレジットカード現金化業者となる買取業者に依頼して買い取ってもらうというものです。
電子ギフト券は通常、チャージでしか本物かどうか見極められず、しかもチャージすると他人に販売できないことから、実際の金券ショップでは買取してもらえません。
しかし、ネット上の買取サイトでは独自の手法で再販が可能となっており、それぞれのサイトが持っている流通ルートに回して販売を行っています。
これによって金券ショップでは買取できないものも現金化しているのです。
方法は、冒頭でも触れたようにクレジットカードで電子ギフト券を購入し、買取サイトへアクセス、購入した電子ギフト券のコードを送信して査定を受け、指定口座へ買取金を振り込んでもらう方法です。
これによって現金化ができるので、数年前から大幅にその数を増やしています。

次に後払いアプリを利用した方法もあります。
これは、決済アプリの機能であるクレジットカードなどを利用した後払いの方法による現金化です。
最初に決済アプリへクレジットカードなどを使って後払いのチャージを行います。
そして、後払いの現金化業者のサイトへアクセスし、手続きをするのです。
あとは、後払いアプリを利用して現金化業者が指定したサイトで商品を購入し、商品買取方式やキャッシュバック方式によって現金を受け取るというものです。
クレジットカードで直接チャージするものの、後払いアプリをワンクッション入れることでカードの不正利用などが発覚しにくい仕組みを取っているのです。
後払いアプリの仕様から利用金額は少額になるケースがあるものの、有効なクレジットカード現金化の手法として徐々に知名度を高めている方法です。
また、後払いの方法もクレジットカード以外でもできるので、現金化のすそ野を広げている手法でもあります。

まとめ

クレジットカード現金化の方法について、自分で行うクレジットカード現金化の方法、業者を使ったクレジットカード現金化の方法を紹介しました。
業者によるクレジットカード現金化は直接現金化する方法と間接的に現金化する方法があり、今回分類してまとめています。
業者によるものは、一見似たようなクレジットカード現金化ではあるものの換金率や買取スピードに違いが出る場合があります。
もし、自分でクレジットカード現金化をするのが面倒、あるいは地方で買取店にアクセスするのが難しいという方はネットのクレジットカード現金化業者を検討してみるのも有効です。